マレーシアでのオーバーステイ：特別パス（Special Pass）

マレーシアでのオーバーステイを避けるため、特定の外国人はマレーシア特別パス（Special Pass）を申請できます。これは、学生パスや就労パスをお持ちの方を対象とした短期的なパスで、出国できるまで合法的に滞在期間を延長できます。

マレーシアでオーバーステイになる場合に特別パス（Special Pass）がどのように役立つのか、この書類の申請対象者について、申請書を提出するために満たす必要がある要件についてご説明いたします。

マレーシアにオーバーステイとなる場合、どうすればよいですか？

マレーシアでビザ/パスの期限が切れて滞在すると、罰金、ブラックリストへの掲載、拘留などの深刻な結果に直面する可能性があります。

ビザの有効期限が切れてしまった場合、またはオーバーステイになると気づいた場合は、すぐに行動することが重要です。すべきことは以下の通りです。

マレーシア特別パス（Special Pass）はいつ申請すべきですか？

観光/学生/就労パスの有効期限が切れ、出国までにさらに時間が必要な場合は、マレーシア特別パス（Special Pass）を申請する必要があります。

以前は、マレーシア特別パス（Special Pass）は主に2つの目的で発給されていました。「出国準備」を進めるため、そして、「就労/学生パスの承認待ち」の期間をカバーするためです。

しかし、2016年以降、マレーシア入国管理局は、駐在員が特別パス（Special Pass）を使用してマレーシアに滞在しながらビザを変更または延長することを許可しなくなりました。

現在、特別パス（Special Pass）は最長30日間発行され、その後は出国する必要があります。

つまり、マレーシア特別パス（Special Pass）は、期限内にパスの更新ができなかった場合、学生パスから就労パスへの切り替えを希望する場合などには利用できません。

現在のパスの期限が迫っており、新しいパスを申請するのに十分な時間がない場合は、一度マレーシアを出国して海外から申請する必要があるかもしれません。

マレーシア特別パス（Special Pass）の要件

マレーシアで特別パス（Special Pass）を申請するには、以下のものが必要です。

扶養家族と共に申請する場合は、以下の書類も必要です。

出生証明書と婚姻証明書は英訳され（英語でない場合）、自国の在マレーシア大使館によりCertified True Copy（原本証明コピー）として認証されたものでなければなりません。

この書類リストは最終的なものではありません。マレーシア入国管理局は、必要と思われる追加書類を要求する権限を有しています。マレーシア配偶者ビザ に関する情報も確認すると、必要な要件をよりよく理解できます。

マレーシア特別パス（Special Pass）はどこで申請できますか？

マレーシア特別パス（Special Pass）を申請するには、マレーシア移民局に行く必要があります。オフィスは全国にあり、主要な場所はクアラルンプール、ジョホールバル、ペナンです。

直接訪問する前に、まずオフィスに連絡し、特別パス（Special Pass）を取得する資格があるかどうかを確認することをお勧めします。

申請書には次の情報を記入する必要があります。

また、上記のすべての付属書類を提出する必要があります。

留学生の場合、学校が特別パス（Special Pass）の申請手続きを代行することは可能ですが、関連費用はすべて自己負担となります。別途、事務手数料を請求される場合もあります。

同様に、外国人労働者の場合は、誰が特別パス（Special Pass）を申請すべきかを雇用主に相談して決定してください。ほとんどの場合、雇用主が従業員に代わって申請を行います。

マレーシア特別パス（Special Pass）の処理時間と手数料

マレーシア特別パス（Special Pass）の所要時間は状況によって異なる場合がありますが、現在お持ちのパスの有効期限の7日前までに申請する必要があります。

2023年のマレーシア特別パス（Special Pass）の申請料金はRM100（3407円）でした。2024年以降の料金については、申請前に必ずご確認ください。